ブログでユーザーのプライバシーを保護する方法

2024/11/16
スパイ映画のエージェントのような画像

みなさんは閲覧者のプライバシー保護について意識していますか?

GoogleがサードパーティCookieの廃止を撤回した中でAppleがプライバシーに関する新しいキャンペーンを開始するなど、現在インターネットにおけるプライバシーは重要になっています。

サイトを運営されている方だと、Googleアドセンスのターゲッティング広告を掲載し、Googleアナリティクスでアクセス解析をしていることが多いと思います。

たしかにそれらは便利ですが、サードパーティCookieやユーザー判別を行っているため、ユーザーのプライバシーに懸念が生じます。

また、プライバシーポリシーにオプトアウトの方法を記載していたとしても、そもそもプライバシーポリシーを読む方が少ないのではないでしょうか。

そこで、本記事ではユーザーがオプトイン・オプトアウトを選択しやすくしたり、同じ機能でもプライバシーを重視するようなサービスを紹介します。

Cookiebot: ユーザーの識別を簡単に許可・拒否

CookiebotはCMP(Consent Management Platform、同意管理プラットフォーム)の一つです。

CMPを用いることで、ユーザーから個人情報や個人関連情報の利用に対する許諾を得ることができます。

実際に導入した画面がこちらです。

Cookiebotのスクリーンショット

Cookiebotでは、利用されるカテゴリや会社名、具体的にどのように利用されるかを自動的に掲載してくれます。

そのため、サービスを導入して簡単な設定を行うだけで、ユーザーが個人情報や個人関連情報を制御できるようになります。

Umami: シンプルなアクセス解析ツール

Umamiのスクリーンショット

Umamiはオープンソースのアクセス解析ツールです。

従来のGoogleアナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)に近い機能性のため使いやすいです。

また、UmamiではCookieを使用しておらず、すべての訪問者データは匿名化されています。

そのため、ユーザーのプライバシーを保護しながらアクセス解析を行うことができます。

導入方法はセルフホスティング(自分でサーバを用意して運用すること)とクラウド型の2種類から選べます。

クラウド型は一定のイベント数を超えると有料になりますが、自身でサーバを保守するコストを考えると安いように思えます。

ちなみに、クラウド型のデータ保存先はアメリカ合衆国とヨーロッパから選択できるため、プライバシー意識が高い方でも安心して利用できます。

EthicalAds: トラッキングを用いないアドネットワーク

EthicalAdsはトラッキングを用いないアドネットワークです。

掲載したページのコンテンツから適切な広告を選んでくれるようです。

また、たった2つのHTML要素を追加するだけで広告を掲載できるため、サイト編集の手間が省けます。

さらに、1ページに一つの広告しか掲載されないため、ユーザーにとってもUXが向上します。

実際に導入してみたかったのですが、50,000PV/月が最低条件であったため出来ませんでした…。

まとめ

知らないサービスはありましたか?

以上の3つのサービスを活用することで、ユーザーのプライバシーを保護しながらサイトを運営できます。

他にもプライバシー保護に役立つツールがPrivacy Guidesにて紹介されているので、こちらもご参照ください。

Publish on 2024/07/27