CachyOSのBraveでハードウェアビデオアクセラレーションを使えるようにする

追記
snap版であれば、一切の設定なく正常に動作しました。
Snap - ArchWiki
Install brave on Linux | Snap Store
なんとなくブラウザをFirefoxからBraveに乗り換えたところ、YouTubeを再生すると操作が非常に重くなり、CPU使用率が100%になる現象が発生しました。
私はRyzen 7 7840HSを使っているので、ArchWikiを参考にVA-APIやVulkanの検証を行いましたが、正常に動作しているようでした。
Hardware video acceleration#Verification - ArchWiki
なので、FirefoxやChromeの方でハードウェアビデオアクセラレーションを検証したところ、有効になっていたのでBraveの問題であると当たりをつけました。
Firefox#Hardware video acceleration - ArchWiki
Chromeのハードウェアアクセラレーションを有効/無効にする手順│はりぼう記
公式のインストール手順ではAURからインストール可能とのこと。
Installing Brave on Linux | Brave
paru brave-bin を実行してもInstalled表記なので一瞬戸惑いましたが、CachyOSは独自リポジトリで再ビルドしたものを配布しています。

なので、AUR版を選択して再インストールする必要があります。
これで brave://gpu の結果はChromeと同一になりましたが、依然として問題は解決せず。
ArchWikiのChromiumページに記載されていたフラグをコマンドライン引数として付与すると、無事にハードウェアビデオアクセラレーションが機能しました。
ここではWayland環境であるため、AcceleratedVideoDecodeLinuxZeroCopyGL も付与します。
brave --enable-features=AcceleratedVideoDecodeLinuxGL,AcceleratedVideoDecodeLinuxZeroCopyGLChromium#Hardware video acceleration - ArchWiki
これをdesktopファイルに追記することで、デスクトップ環境から起動しても有効になります。
