私がフリーランスエンジニアになるまで:プログラマになることを諦めるな

  • 2023-06-15
  • 2023-08-26
  • 開発

こんにちは。

プログラマになりたいけど、何から始めればいいのか、どうすればプログラマになれるのかわからないという方は多いと思います。

そこで、私がフリーランスエンジニアになるまで、どのような人生を歩んできたのか書いていきます。

もちろん、これは私の話であって、再現性は無いかもしれません。

しかし、理想論を語ったところで、私がそれを実践したわけでもないので、私の話をしようと思い、このような記事を書こうと思いました。

それでは、初めていきます。

高校時代:趣味でプログラミングを始める

高校進学が決まって、私は初めてスマホを手にしました。

プログラミングには小さい頃に「ブラッディ・マンデイ」のドラマを見たことで興味を持っていたのですが、自分のPCを持っておらず、なにも始められずにいました。

しかし、スマホはTermuxなどを使うことで、プログラミング環境を動作させることができます。

そこで、私は入門サイトを読みながらPythonを学んでいきました。

入門サイトを読み終わった後は、LINEのチャットボットを作って遊んでいました。

そこから、開発者が集まるコミュニティに参加し、そこでC#、Java、Goに興味を持ち、それらを用いてチャットボットを開発することで、新しいプログラミング言語を習得していきました。

高2になった頃、チャットボットの収益でPCを購入しました。

そのとき、Mastodonという分散型SNSで会話をしていて、そこで「ツイ廃あらーと」のようなものがMastodonにもあったら…という書き込みを見つけました。

そこで、私はRuby on Railsを用いて「ドン廃あらーと」というサービスを開発しました。

これが私のWeb開発の始まりだったのかもしれません。

大学生:案件を受けつつ、学科とのミスマッチに悩む

その後、私は大学進学したのですが、学科とのミスマッチに悩みました。

進学した学科は宇宙工学や航空力学に関するものだったのですが、私はプログラマになりたかったため、この選択はかなり逸れたものであったと思います。

その頃、私は友人からとあるWebサービスのフロントエンド開発の案件を貰い、Nuxt.jsとVuetifyでそれを実装しました。

当時、家庭環境の問題でPCが使えず、スマホだけで開発することになりましたが、なんとかなりました。

Termuxがなければ、それを達成することはできなかったでしょう。

それからはしばらく大学生活を送っていましたが、徐々に不登校気味になっていきました。

そこで、知り合いが業務委託でうちの会社で働いてみないかと話を持ちかけてくれたのです。

私はそれに乗り、実務のコードに触れながらGoを用いたバックエンド開発、Nuxt.jsを用いたフロントエンド開発の双方に関わりました。

私にとってそれは非常に楽しく、実際にプロジェクトにはそれなりに貢献していたのではないかと思います。

私は会社に正社員として入社したいという話をして、リファラル採用という形で内定を受け取ることができました。

それを持って親や大学に中退して働く旨を伝え、私は正社員としてバックエンドエンジニアになりました。

バックエンドエンジニアになったのは、フロントエンドよりバックエンドの方が向いているように感じたからです。

会社員時代:うつ病・ADHDが発覚、うつ病により退職など

会社員になり、私は今まで以上に気合を入れて働きました。

実務のコードに触れていきながら、学んだことも多かったと思います。

いくらかのプロジェクトでは、私がコア部分を担当することもあり、自信にも繋がりました。

しかし、一方でうつ病やADHDであることが発覚し、特にうつ病に関しては症状が重く、何度かオーバードーズをしてしまい業務に支障をきたすこともありました。

そして、最終的に措置入院にまでなってしまい、それがきっかけで正社員として働き続けることが難しくなってしまいました。

しかし、私はまだこの会社で働き続けたかったため、個人事業主となり業務委託で働き続ける道を選択しました。

当時私は個人事業主に対して不安を感じていました。

正社員であれば、よほどのことがない限り退職しなければならないことはない。

しかし、業務委託契約であれば、会社側から簡単に切ることができる。

それは、非常に不安定な働き方なのではないかと。

そう不安に感じていることを、お世話になっているPMO室長に話してみたところ、一つの会社に縛られない働き方ができるし、時間的制約からも開放されるので、むしろ合っているのではないかというアドバイスを頂きました。

私はそれで少し前向きになることができ、フリーランスエンジニアの道を進むことにしました。

フリーランスエンジニア:うつ病と闘いながら仕事

フリーランスエンジニアになったことで、うつ病の病状に合わせてフレキシブルに稼働時間を調整できるようになりました。

もちろん売上高も上下するのですが、そこは家計や節約について勉強しながらうまくやっていくつもりでいます。

せっかくフリーランスエンジニアになったので、ガッポリ稼ぎたい気持ちはありますが、今はうつ病の改善が最優先だろうということで、若干抑えめで稼働しています。

このような働き方ができる今の会社には感謝しきれません。

まとめ

環境や精神疾患など、様々な障壁が人生にはあります。

しかし、それでも諦めずに時間をかけて前に進んでいくことで、必ずその壁を壊すことができると私は信じています。

みなさんも、プログラマになりたいという夢を諦めずに進んで頂きたいです。